“俳名（はいみょう）” の例文

錦絵の智識から羽左衛門（はねざえもん）かとか尾上梅幸（おがみうめゆき）とかよぶようなこともしなかったから、曙山とは、沢村田之助（さわむらたのすけ）の俳名（はいみょう）だと知っていた。

旧聞日本橋：19 明治座今昔 (新字新仮名) ／ 長谷川時雨(著)

“俳名（俳号）”の解説

俳号（はいごう）あるいは俳名（はいめい、はいみょう）は、俳諧あるいは後の俳句を作る際に用いる雅号のことである。現在は、俳人の雅号（愛称）という意味では「俳号」、「号」という呼びかたが主であり、「俳名」という場合は後述する歌舞伎役者が持つ異名を指すことが多い。
現代では俳号を持たない俳人もいるが、多くは句会で披講されるときに、選に入って自身の句が読み上げられると俳号を名乗る。
このほかに表徳（ひょうとく）ともいう。表徳とは表徳号のこと。古代中国で本名を呼ばれることを忌ることから付けられた別号のこと。日本では江戸期に通人が吉原などで本名を呼ばれることを嫌ってつけたもので、俳号、俳名とほぼ同じである。（『俳文学大辞典』角川書店）
(出典:Wikipedia)

俳	常用漢字 小６ 部首:⼈ 10画
名	常用漢字 小１ 部首:⼝ 6画