保福寺ほふくじ)” の例文
それも明治三十六年以後のことで、以前は信越線の小諸か上田あたりで下車し、和田峠なり保福寺ほふくじなりを越えて、松本平へ出る外に方法がなかった。
初めて秩父に入った頃 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
眼前めのまへには蓼科たてしな、八つが嶽、保福寺ほふくじ、又は御射山みさやま、和田、大門などの山々が連つて、其山腹に横はる大傾斜の眺望は西東にしひがしひらけて居た。青白く光る谷底に、遠く流れて行くは千曲川の水。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)