“佐竹右京太夫”の読み方と例文
読み方割合
さたけうきょうだゆう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古金屋を飛出した古金買が五六人、その半分は旧佐竹右京太夫さたけうきょうだゆうの屋敷の、荒れた空地を通って、早くも綾麿の行手へ廻ったのです。
一度は、佐竹右京太夫さたけうきょうだゆうの横町で、あのつづみの与吉に出あったものの、みごとに抜けられてしまって……。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
松平下総守様しもうさのかみさまのお下屋敷を左に見て、韓軫橋かんしんばしをわたると、右手が佐竹右京太夫さたけうきょうだゆうのお上屋敷……鬱蒼うっそうたる植えこみをのぞかせた海鼠塀なまこべいがずうっとつづいていて、片側は、御徒組おかちぐみの長屋の影が
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)