伊東玄朴いとうげんぼく)” の例文
緒方洪庵おがたこうあんの如き、佐藤泰然さとうたいぜんの如き、伊東玄朴いとうげんぼくの如きは皆医学の泰斗たいとであると同時に、また新文明の先駆者であった。
七月三日に松平薩摩守さつまのかみ斉彬なりあきら家来戸塚静海とつかせいかい、松平肥前守斉正なりまさ家来伊東玄朴いとうげんぼく、松平三河守慶倫よしとも家来遠田澄庵とおだちょうあん、松平駿河守勝道かつつね家来青木春岱しゅんたいに奥医師を命じ、二百俵三人扶持を給した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)