“仮面師”の読み方と例文
読み方割合
めんし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おゆるしなされませ。わざと、お見上げしていたわけではございませぬ。ついその、仮面師めんしのわるい目癖めぐせというものでございましてな」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
仮面師めんし赤鶴しゃくづるが一心にのみに写しとっておいたあの一作であったのだ。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「はい。……この一年あまりは、具足師の柳斎にかくまわれておりましたが、その柳斎も、夏の初めから行方知れず、ぜひなく、知り人の仮面師めんしの手づるで、住吉の楽座がくざへ入り、太鼓打ちなどしておりましたが」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)