“仙人掌棒”の読み方と例文
読み方割合
さぼてんぼう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広場をえらんで、双方の馬と馬、まんじにもつれた。花栄の閃々せんせんたる白槍びゃくそう、秦明の風を呼ぶがごとき仙人掌棒さぼてんぼう、およそ四、五十合の大接戦だったが勝負はつかない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秦明しんめいは、金鎧きんがいさんらんたる馬上姿に、例の鉄の仙人掌棒さぼてんぼうを小脇に持ち、近づいてみると、賊兵の中にようされている大将風なのは、まぎれもない小李広花栄かえいではないか。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秦明しんめい仙人掌棒さぼてんぼうも用をなさぬ事。ならびに町々三無用の事
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)