亭主うち)” の例文
女房「おや/\うかえ、それじゃアね、亭主うちは居りませんが、總助そうすけさんに頼んで引取っておいでなさい」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「ええ、もう沢山で御座います。十両の金は我々に取っては大変な物で御座いますよ。早速亭主うちの野郎に見せて腰を抜かさして遣ります」と嬶さんは急いで小判をしまい出した。
悪因縁の怨 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)