亜鉛板トタンいた)” の例文
旧字:亞鉛板
そこには臼石うすいしがうずたかく積んであり、そのそばに、亜鉛板トタンいたを樹皮へじかに打ち付けてある枯れかかったくりの木が一本あるのを、よく見ておいた。
道路は市中しちゅうの昭和道路などよりも一層ひろいように思われ、両側には歩道が設けられていたが、ところどころ会社らしいセメントづくリの建物と亜鉛板トタンいたで囲った小工場が散在しているばかりで
元八まん (新字新仮名) / 永井荷風(著)