五郎吉ごろきち)” の例文
霧の中を唄声うたごえが近づいて来たと思うと、やがて院内いんないのほうから、旅人を乗せた馬の口を取って、十四、五になる馬子が登って来た、——五郎吉ごろきち馬子と呼ばれて
峠の手毬唄 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)