“五戸”の読み方と例文
読み方割合
ごのへ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
クリノコ 栗の粉、搗栗をさらにいて粉にしたもの、青森県の五戸ごのへ地方では商品になっていた(ひだびと六巻一〇号)。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
三浦氏と一行三人と車をつらねて、五戸ごのへに向ふ。これ春汀の郷里也。維新前は、南部藩の代官の居りたる處にて、文武共に振ひたりとぞ。五戸の男女學生凡そ百人、村境に來り迎ふ。
十和田湖 (旧字旧仮名) / 大町桂月(著)
十四日、朝早くたちて行く間なく雨しとしとふりいでぬ。きぬぎぬならばやらずの雨とも云うべきに、旅にはきことのかぎりなり。三本木もゆめ路にすぎて、五戸ごのへにて昼飯す。この辺牛馬殊に多し。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)