十和田湖とわだこ
本州の北に盡きむとする處、八甲田山崛起し、その山脈南に延びて、南部と津輕とを分ち、更に南下して、東海道と北陸とを分ち、なほ更に西に曲りて、山陽道と山陰道とを分つ。長さ數百里、恰も一大長蛇の如し。中國山脈は、その尾也。甲信の群山は、その腹也。 …
作品に特徴的な語句
五戸ごのへ
題名が同じ作品
十和田湖 (新字旧仮名)泉鏡太郎 泉鏡花 (著)