“乱次無”の読み方と例文
読み方割合
しどけな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しおしおとある白地の浴衣の、処々裂け破れて肩や腰のあたりには、見るもいぶせき血の汚点にじみたるを、乱次無しどけな打纏うちまとい、衣紋えもん開きて帯も占めず、くれないのくけひもを胸高に結びなし、はぎあらわに取乱せり。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)