中間法師ちゅうげんほうし)” の例文
平安朝における中間男ちゅうげんおとことか、中間法師ちゅうげんほうしとかの語のあるのがこれを証する。勿論賤民中の上位にいる家人けにんもまた中間ちゅうげんとしてみられる様になった。
間人考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
などいう御中間ごちゅうげん中間ちゅうげん中間男ちゅうげんおとこ中間法師ちゅうげんほうし中間ちゅうげんは、ハシタというと同じく、間人すなわち中途半端ちゅうとはんぱなるものの義に外ならぬ。それが転じて下品なもの、下司な男という義に用いられたのである。
間人考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)