“与一兵衛”の読み方と例文
読み方割合
よいちべえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大阪にて海南学校出らしき黒袴くろばかま下り、乗客も増したり。幸いに天気あまり暑からざればさまでに苦しからず。山崎を過ぐれば与一兵衛よいちべえの家はと聞けど知る人なし。
東上記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「お軽さんだぜ、ほら、お爺さんが附添っているだろう、あれが与一兵衛よいちべえはんだっせ」
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)