“不良(わるい)” の例文
「いえ、なに、私は脳が不良(わるい)ものですから、余(あんま)り物を瞶(みつ)めてをると、どうかすると眩暈(めまひ)がして涙の出ることがあるので」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
製品の売行があまりに不良(わるい)。これは製品の真価に対する誤解である。需要を高めるまで八方了解さす工夫を続ける。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
二時間ばかりお宮さんを御貸し下さいな。私一人で歩いてもつまらない。お宮さんは胃が不良(わるい)のだから散歩は極(きは)めて薬、これから行つて見ませう、ねえ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
それは病気の所為(せゐ)だ、脳でも不良(わるい)のだよ。そんな事を考へた日には、一日だつて笑つて暮せる日は有りはしない。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)