不良ふりょう)” の例文
不良ふりょうどもは往来でとんぼをきります。お寺のかねがなりわたります。いやはや、どこもここも、大にぎやかなことでした。
見ると、大きななりをした不良ふりょう少年が、すぐうしろに立っていて、いきなりあたまをなぐりつけると、少年の帽子ぼうしをもぎ取って、足でうんとけとばした。
あいつの性格そのものですよ。妹は今年二十四になりますが、どっちかというと不良ふりょうの方でしてネ、それも梅子自身のせいというよりも私達同胞きょうだいもいけなかったんです。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)