不縹緻者ぶきりょうもの)” の例文
「あの美しさが不愍ふびんでなりません、いッそ、男か不縹緻者ぶきりょうものなら、生涯、山屋敷の中で暮らそうとも、まだ諦めようもございますが……」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
色の黒いところに疱瘡ほうそうあとがあって、かなつぼまなこ鼻大はなでかという不縹緻者ぶきりょうものであった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)