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上布
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シイツ
ふりがな文庫
“
上布
(
シイツ
)” の例文
王様は
鉄槌
(
てつつい
)
のやうに重い
瞼
(
まぶた
)
をこすりこすり、やつとこさで寝床から起きた。亭主は手ばやく
上布
(
シイツ
)
を置きかへて往つた。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
暫くすると以前のやうに真白な
上布
(
シイツ
)
を胸に抱へた亭主が、幽霊のやうに足音も立てないで、そつと入つて来た。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「でも、この
辺
(
あたり
)
の
下世話
(
げせわ
)
に、
上布
(
シイツ
)
は自分のためには七日目に、お友達にはその日その日にと言ひますから、王様には一時間ごとに取替へなくつちやと存じまして。」
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“上布”の解説
上布(じょうふ)は、細い麻糸(大麻と苧麻)を平織りしてできる上等な麻布
。過去に幕府などへ献上、上納された。縞や絣模様が多く、夏用和服に使われる。
(出典:Wikipedia)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
布
常用漢字
小5
部首:⼱
5画
“上布”で始まる語句
上布留
上布屋