三絃しゃみせん)” の例文
みちの右側にある小料理屋から三絃しゃみせんが鳴って、その音といっしょに女の声もまじって二三人の怒鳴どなるような歌が聞えていたが、彼の耳には余程遠くの方で唄っている歌のようにしか思えなかった。
水郷異聞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
二階からは三絃しゃみせんつづみの音がにぎやかに聞こえた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
隣では太鼓と三絃しゃみせんの音がにぎやかに聞こえた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
向こうの料理店から、三絃しゃみせんの音が聞こえた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)