三日月長屋みかづきながや)” の例文
この辺は河岸縁かしっぶち三日月長屋みかづきながやも同然滅多めった素通すどおりの出来る処じゃないんだが、今日はこうして安閑と煙草がんでいられるたア何だか拍子ぬけがしてきつねにでもつままれたようだ。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)