万灯まんとう)” の例文
旧字:萬燈
加えて波上はじょうの炎々たる水雷火すいらいか、その魚鱗火ぎょりんか、連弾光、鵜舟うぶねかがり、遊覧船の万灯まんとう提灯ちょうちん、手投げの白金光、五彩の変々たる点々光、流出柳箭りゅうしゅつりゅうせん
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
また二十六日、すなわち大地震の前夜には八時ごろから十時ごろまで、赤神山に幾千万の光り物が、万灯まんとうのように赤く輝いたと、「乾坤相克記」に記してある。
地震なまず (新字新仮名) / 武者金吉(著)