七年ななとせ)” の例文
ああ、七年ななとせの昔を今に、君が口紅流れしあたり。風も、貝寄せに、おくれ毛をはらはらと水がそよぐと、沈んだ栄螺の影も浮いて、青く澄むまで月が晴れた。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
たづたづや、七年ななとせや。あはれ。
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
たづたづや、七年ななとせや。あはれ。
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
七年ななとせぶりに来てみれば
閑人詩話 (新字旧仮名) / 河上肇(著)