七刻限ななつぎ)” の例文
、将棋、貸本、細見さいけんなどが散らかっているが、ここは七刻限ななつぎりといって夕方は追い出しとなり、夜は屏風びょうぶを立て廻して、ボロ三味線に下手な甚句じんく弄斎節ろうさいぶしがはじまるのである。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)