一貫目いっかんめ)” の例文
自家うちのお春っ子お兼っ子に一貫目いっかんめ何銭のき賃をくれて、大急ぎで掻いた繭を車に積んで、重い車を引張って此処其処相場そうばを聞き合わせ、一銭でも高い買手をやっと見つけて
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
それから饂飩粉うどんこを買いにゆくんだが、饂飩粉は一貫目いっかんめ三十一銭で負けてくれた、所で饂飩屋はこれを七玉なゝツたまにして売ると云うが、それは嘘だ実は九玉こゝのツたまにして売るのだが、僕は十一にして売るよ