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一曲
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ひとくせ
ふりがな文庫
“
一曲
(
ひとくせ
)” の例文
と浪人はちょっと
解
(
げ
)
しかねた顔を見せた。——肩幅の広い見るからに
一曲
(
ひとくせ
)
ありげな人物である。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なぜモルヒネの粉末をこぼしてきたか、海老塚とか諸井看護婦という
一曲
(
ひとくせ
)
ある人物の存在を見て、容疑者の範囲を手広くするために、そんなイタズラを残したのかも知れません。
不連続殺人事件
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
函館の男だとかいって、ちょっとこう
一曲
(
ひとくせ
)
ありそうな、……子供心にも覚えています。
春の枯葉
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
中高な鼻ばしらに
一曲
(
ひとくせ
)
をしめして、苦み走った唇を太くむすんでいる。足も
草履
(
ぞうり
)
だった。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
曲
常用漢字
小3
部首:⽈
6画
“一曲”で始まる語句
一曲湾