トップ
>
一回
>
ひとまわり
ふりがな文庫
“
一回
(
ひとまわり
)” の例文
御米は家中を
一回
(
ひとまわり
)
回った
後
(
あと
)
、すべてに異状のない事を確かめた上、また床の中へ戻った。そうしてようやく眼を眠った。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
先刻
(
さっき
)
表へ出て、あの花を買って来ました」と代助は自分の周囲を顧みた。三千代の眼は代助に
随
(
つ
)
いて室の中を
一回
(
ひとまわり
)
した。その後で三千代は鼻から強く息を吸い込んだ。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
朗かに風の往来を渡る午後であった。新橋の
勧工場
(
かんこうば
)
を
一回
(
ひとまわり
)
して、広い通りをぶらぶらと京橋の方へ下った。その時代助の眼には、向う側の家が、芝居の書割の様に平たく見えた。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“一回”の意味
《名詞・形容動詞》
一度。ひとたび。
一旦。とりあえず。
小説、漫画、番組などで回のひとつ。また最初の回。
手順の決まった練習や作業などのひとつぶん。
(やや古)ひとまわり。ひとめぐり。一巡。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
回
常用漢字
小2
部首:⼞
6画
“一回”で始まる語句
一回性
一回以上