一合戦ひとかっせん)” の例文
「無事に納まりはしますまい——たとえ木曽家の家来とは云っても甚五衛門は大器量人、おやかた討手うってを引き受けて一合戦ひとかっせんせずば置きますまい」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
とりでにかえって、げきをとばし、諸洞の猛者をあつめて、正しく戦法を練り、ふたたび蜀軍と一合戦ひとかっせんする」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)