一両度いちりょうど)” の例文
旧字:一兩度
白磁はくじの水仙がだんだんしぼんで、青軸あおじくの梅がびんながらだんだん開きかかるのを眺め暮らしてばかりいてもつまらんと思って、一両度いちりょうど三毛子を訪問して見たがわれない。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)