“ラオチュ”の漢字の書き方と例文
語句割合
老酒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老酒ラオチュを甕の中から汲み出すのを見て、徳利の底に水が残っていやしないか否かを見て、徳利を熱湯の中に入れるところまで見届けて、そこでようやく安心する。
孔乙己 (新字新仮名) / 魯迅(著)
譚は老酒ラオチュに赤らんだ顔に人懐ひとなつこい微笑を浮かべたまま、えびを盛り上げた皿越しに突然僕へ声をかけた。
湖南の扇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
赤鼻の老拱ろうきょう老酒ラオチュの碗を手に取って、そういいながら顔を隣の方に向けて唇を尖らせた。
明日 (新字新仮名) / 魯迅(著)