“モグラ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:もぐら
語句割合
土龍100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
闇の中にばかりツブつて居たおれの目よ。も一度くわつとミヒラいて、現し世のありのまゝをうつしてくれ、……土龍モグラの目なと、おれに貸しをれ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
後には、精霊は地中に潜むと考へた事から、土龍モグラなどを想像する様になりましたが、此を打つ木がうつぎでした。
土龍モグラを嚇すと言ふのは後の附会で、地中に潜んで居る精霊を追ひやるのである。初春に杖をもつて、まづ地面を打つて置き、いよ/\田の行事にかゝる四月になると、復此行事を繰り返す。
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)