“土龍(モグラ)” の例文
新字:土竜
闇の中にばかり瞑(ツブ)つて居たおれの目よ。も一度くわつと睜(ミヒラ)いて、現し世のありのまゝをうつしてくれ、……土龍(モグラ)の目なと、おれに貸しをれ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
後には、精霊は地中に潜むと考へた事から、土龍(モグラ)などを想像する様になりましたが、此を打つ木がうつぎでした。
土龍(モグラ)を嚇すと言ふのは後の附会で、地中に潜んで居る精霊を追ひやるのである。初春に杖をもつて、まづ地面を打つて置き、いよ/\田の行事にかゝる四月になると、復此行事を繰り返す。
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)