“ムーンストーン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
月光石33.3%
月石33.3%
月石色33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と社長にいわれて、二つ三つの店先に寄り衣裳いしょうの流行の様子を見たり、月光石ムーンストーンの粒を手にすくって、水のようにさらさらこぼしながらも、それは単なる女の習性で、心は外に漠然としたことを考えていた。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
給仕の態度はいかにも秘密の味を運んで来たもののようである。骨の髄だ。給仕はそれをさじえぐってそっと皿へ落す。月石ムーンストーンの光芒がスープの中にぽくりと浮き出る。
食魔に贈る (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
禁制の月石色ムーンストーンの液体からは運動神経を痺らす強い匂いが周囲の空気を追い除けた。
巴里祭 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)