“マドモアゼル”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
お嬢さん66.7%
令嬢33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
首に赤ハンカチを巻いたアパッシュの群が、気まぐれに寒子に眄をくれながら「今晩は（ボンソアール）お嬢さん（マドモアゼル）」と呼びかけて通つて行く。
瑪瑙盤 (新字旧仮名) ／ 林芙美子(著)
『よろしいです（ビアン）。お嬢さん（マドモアゼル）！』雄吉君は手をこすり合わせながら、お辞儀をしました。
四月馬鹿 (新字新仮名) ／ 渡辺温(著)
「小さい（プチット）お嬢さん（マドモアゼル）！　私しのびなき」
瑪瑙盤 (新字旧仮名) ／ 林芙美子(著)
マロニエの若葉に細かい陽光の雨がそそいでいるある日のこと、一人の令嬢（マドモアゼル）と夫人（マダム）が、一人の日本婦人を誘って、軽い馬車をカラカラと走らせていた。
モルガンお雪 (新字新仮名) ／ 長谷川時雨(著)