“フレスコ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
石灰面50.0%
鮮畫50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、円廊に開かれている扉際とぎわに立ち、じっと前方に瞳を凝らしはじめた。円廊の対岸には、二つの驚くほど涜神とくしん的な石灰面フレスコが壁面を占めていた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
偶〻月光の一の壁面を照すを見れば、半ば剥蝕はくしよくせられたる鮮畫フレスコは、つらぬかれたるサンセバスチアノの像を物せり。此廣間は絶えず遠雷の如き響ありて、四壁に反響す。