“スリーピング・バッグ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寝袋50.0%
寝嚢50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五時になると、四人がいっせいに起き出す。朝飯あさはんを喰べている間にサッサと寝床を片づけ、寝袋スリーピング・バッグをよくたたいて戸外おもてす。
キャラコさん:04 女の手 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
四人は、かんたんな日誌をつけおえると、寝袋スリーピング・バッグをとり出して、さっさと寝支度にとりかかった。
キャラコさん:04 女の手 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
一枚の寝袋スリーピング・バッグ、共同の一つのコッフェル、フォークのついた五とくナイフ、コップが一つ。これで、全部だった。食べるためには米と味噌。そのほかに、蝋マッチひと包みだけはいっていた。
キャラコさん:04 女の手 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
とつぜん、万雷の響を発し、地震かと思われる震動に、折竹が寝嚢スリーピング・バッグからとび出した。出ると、じつに怖しいながら美しい火花に包まれた氷海嘯が、向うの谿たにへ落ちてゆく。
人外魔境:08 遊魂境 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)