“スキャンダル”の漢字の書き方と例文
語句割合
醜聞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ボオトの連中はてっきり、ぼくとあなたをこの醜聞スキャンダルにあてめてしまったのでしょう。森さんなんかは血相かえ、「俺達のなかで、困るのは、まあ大坂ダイハン一人位のものだな」
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
近頃の大新聞が、上流社会の醜聞スキャンダルを昔のように書かなくなったせいらしい。しまいには原稿だけ……最近には単に口先でチョット耳を吹いただけで、五百や千の金には有付けるようになった。
けむりを吐かぬ煙突 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
だから、今までのことは深くとがめないわ。ただ、これから、先のこと私の心配しているような醜聞スキャンダルが、世間に広がらないように貴女にも考えて頂きたいのよ。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)