“シヤトル”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
沙港50.0%
沙市50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沙港シヤトルから二千八百かいり、アラスカのダッチハーバーの北十度、北氷洋に近い冷涼たる無人地方ノーマンズランドだ。
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
そういうあわれなモオリーが、「親父の幽霊」の眷族けんぞくともいうべきこのおれに、沙港シヤトルからアラスカまでつきまとわれなければならなかったというのは、たしかにひとつの不幸であった。
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
七年前、沙港シヤトルの第二番埠頭オーフで別れるとき、モオリーは
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
○コロラド丸出帆 過般来船内にチブス患者発生したるため、横浜に停船を命ぜられおりし沙市シヤトル行客船コロラド丸は一昨十二日解禁されたるを以て今十四日午後六時出帆、定期航路に就く事となれり。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)