“カキハ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:かきは
語句割合
隻葉50.0%
壁岩50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……安国と平けくしろしめせとことよさし給ひて、アマ御量ミハカリもちて、ことゝひし磐根・木根ち、草の隻葉カキハをも言封コトヤめて、天降り給ひし……
かくよさしまつりし国内クヌチに、荒ぶる神たちをば、神訊カムトはしに訊はし給ひ、神掃カムハラひに掃ひたまひて、発言コトヽひし磐根・木根立ち、草の隻葉カキハをも言封コトヤめて……天クダしよさしまつりき。
古くから伝へて居る譬喩ほど、具象性と近似性が多くなつて居る。常磐・堅磐は実は古代の室ほぎから出たもので、床岩トキハ壁岩カキハと、生命の堅固との間に、類似を見たのである。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)