“イナゴ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:いなご
語句割合
稲子50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秋祭りの太鼓をめあてに、細道を行くと、落し水は堰路ヰデにたぶついて、稲子イナゴは雨の降る様に胸・腰・裾に飛びつく。はざはまだな処もあり、既に組み立られた田の畔もある。
オツシヤるとほりで御座ります。春は蛙、夏はくちなは、秋はイナゴまろ。此辺はとても、歩けたところでは、御座りませんでした。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)