“アルペジオ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
琶音75.0%
琵音25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてそれらの節奏リズムのまにまに、たな葡萄蔓ぶどうづるがよじ上るように、種々の音楽が高まってくる、銀音の鍵盤から出る白銀の琶音アルペジオ、悩ましいヴァイオリンの響き
父がその音色をためすために、小雨のような琶音アルペジオをひき出した時、彼はそばで聞いていた。驟雨しゅううの後に暖かい一陣の風が、濡れた樹木の枝から振い落す小雨にも似ていた。
シュルツは期待していたので、クリストフが少し琵音アルペジオを奏すると、すぐにその音に心を奪われてしまった。彼はなお話しながら、和音をひきつづけた。それから、楽句全体をひいた。