“わるあが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悪足掻66.7%
悪踠33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうかい。病人ならなおのこと。悪足掻わるあがきはしねえがいいぞ。お手当をしてやるから、素直にお縄をいただいて見物していろ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど彼が悪足掻わるあがきな妄動をしていないことだけはたしかであり、夜ともなれば、墨を流したような今出川一帯の大屋根が、それだけになお気味わるい夜気を都のすみに濃くしてはいた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まだ悪踠わるあがきなされるお気か! 殿の尊まれた人間の意志、既に難船によって破れました筈! それだけでも謀反の企てなど、お止めなさるが正当でござる! のみならずここにおられるは
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)