“わたぬき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
綿貫90.9%
渡貫9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、天井と鎧の綿貫わたぬきとを結んでいる二条の麻紐を切り、死体を鎧から取り外しに掛ると、続いて異様なものが現われた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
すると、彼女は早速電話で、店と以前取引関係のあつた綿貫わたぬきといふ男を呼び寄せ、夫の面前でこんな風に啖呵たんかを切つた。
双面神 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
渡貫わたぬき、沢橋、——私が知っているだけでも、この私を入れて四人が危ないところを、そのおもいやりで助けられたからな
燕(つばくろ) (新字新仮名) / 山本周五郎(著)