“わこうどばら”の漢字の書き方と例文
語句割合
若人輩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわんや、年ばえみなつぼみの桜にも似る、秀吉近侍の小姓組の若人輩わこうどばらにおいてをやである。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夜来の豪雨をおかして、馳せ参じている若人輩わこうどばらの顔つきや姿が眼にうかぶ。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
仁田にったの住人四郎忠常、南条の小次郎、天野遠景とおかげ佐奈田さなだの余一といったような近郷の若人輩わこうどばらであった。およそ十四、五名もいるだろうか、芒よりも低く、車座になって、声をひそめ合っているのだった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)