“ろうりゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
老柳50.0%
老龍50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかして両国橋りょうごくばしよりやや川下のみぞに小橋あって元柳橋もとやなぎばしといわれここに一樹の老柳ろうりゅうありしは柳北先生の同書にも見えまた小林清親翁こばやしきよちかおうが東京名所絵にも描かれてある。
老柳ろうりゅうに精あり句碑は一片の石
七百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
何とかして石舟斎へ近づく機縁をつかみたい、彼と試合してみたい、兵法の大宗といわれる老龍ろうりゅうを自己の剣下にひざまずかせてみたい。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
上泉伊勢守きのちは、柳生の老龍ろうりゅう以外にはないと——これは、吾々が推挙までもなく、世の名声というもので、徳川殿にもつとに聞かれておいでなされます
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)