“るいじゃく”の漢字の書き方と例文
語句割合
羸弱100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして孤となり羸弱るいじゃくな生まれであったが、植物が好きであったので山野での運動が足り、且つ何時も心が楽しかったため、従って体が次第に健康を増し丈夫になったのである。
山を好むと云っても、身体羸弱るいじゃくであるため、実際、高山へ登ったことは殆んど無いのだ。
登山趣味 (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)
ことに、体格の強壮な自分なら、苦学でもなんでも、やれぬことはない。これに反して青木、羸弱るいじゃくといってもよい青木にとって、苦学などということは、思いも及ばぬことだった。
青木の出京 (新字新仮名) / 菊池寛(著)