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りょくばん
ふりがな文庫
“りょくばん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
緑礬
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
緑礬
(逆引き)
叢林
(
そうりん
)
は大地を肉体として、そこから
迸出
(
ほうしゅつ
)
する鮮血である。くれない極まって
緑礬
(
りょくばん
)
の輝きを
閃
(
ひらめ
)
かしている。物の表は
永劫
(
えいごう
)
の真昼に白み
亘
(
わた
)
り、物陰は
常闇世界
(
とこやみせかい
)
の
烏羽玉
(
うばたま
)
いろを
鏤
(
ちりば
)
めている。
河明り
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
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