“りゅうだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
榴弾85.7%
流弾14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一刻後、太田ミサコはグリーブスな武者わらいをして、ハンド・バッグに一枚の紙片の重さを感じながら支那ホテルの階段に榴弾りゅうだんの音をたてて下降した。
女百貨店 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
御厚意かたじけないが、わが輩のように、いつ魚の餌食えじきになるか、裂弾、榴弾りゅうだんの的になるかわからない者は、別に金もうけの必要もない。失敬だがその某会社とかに三万円を
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
けれどその槍がまだ地へ落ちないうちに、流弾りゅうだんのため、どうと仆れて、かれの体も、急な崖をゴロゴロころがって行った。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)