“りやうき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
涼氣50.0%
良驥50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は、硝子窓を細く細くあけ、口をあけて繁吹しぶきと一緒に涼氣りやうきを吸ひ込んだ。十分にといひたいが、長くはあけてゐられないのは次の間に病む人がゐる。
夏の夜 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
我等皆心織筆耕しんしきひつかうの徒、市に良驥りやうきの長鳴を聞いて知己を誇るものに非ずといへども、野に白鶴の廻飛くわいひを望んで壮志をせること幾回なるを知らず。一朝天風妖氛えうふんを払ひ海内の文章先生に落つ。
「鏡花全集」目録開口 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)