“りしょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
利殖66.7%
莅職33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
読書好きな人で、ひまさえあれば居間にこもって書物を読んだり書き物をしたりしている。利殖りしょくの道にはうとい人だと、誰でもが言っていた。
万年青 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
南田の父親は戦後のドサクサまぎれに財産を作った男で、南田収一はその財産を利殖りしょくして暮らしていればよいのでした。
妻に失恋した男 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
私は先生の教室に入れていただいてから、既に十年を経過した。先生莅職りしょく廿五年の祝賀会を挙ぐるにあたって、先生の偉大さ先生の本質を申す者には、同門の先輩中その人に乏しくはない。
呉秀三先生 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)