“らっぱぐみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
乱波組100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三平の所属は、武田家の乱波組らっぱぐみ(隠密)であった。敵国攪乱こうらん、諜報、聯絡、流言浮説の撒布さんぷなど、あらゆる実戦以外の戦闘に跳躍しているひとりであった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やかた乱波組らっぱぐみにおりまして、御家中の方々と、寺へもよく来たことのある渡辺天蔵どのなので、仔細はあるまいと、同房の衆とも計らって、一泊をゆるしましたところ
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この界隈かいわいの野伏をかたらって、乱波組らっぱぐみ(第五列)をつくり、放火とともに、敵の中へみ入るのを妙としていた男だが、この朝も、狐河きつねがわから鳥羽とばへのあいだで、ふと目ざましい大将姿が六
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)